星景写真は他の写真と違い、現像での調整によって完成する雰囲気があります。
自然な仕上がりが好きな人から、非現実的になっても彩度高めの派手な絵が好きな人まで様々ですが、私はどちらかといえば後者です。
とはいえ、前回の王ヶ頭ホテルレポの時のはちょっとやり過ぎた気もしています。
スタンダードな設定を備忘録で残しておくことにしました。
ソフトウェアはAdobe Photoshop Lightroom Classicです。
サンプルは、兵庫県立大学西はりま天文台に昨日撮りに行った南東の空。
ちょっと山の稜線付近は姫路あたりの光害が酷くて真っ白ですが、天気は抜群で雲一つない状態でコンディションは抜群でした。
【撮って出しとの比較】
こちらが撮って出し。これだけ見ると十分に綺麗なように見えますし、ナチュラルが好きならこの仕上がりでも決してダメではないと思います。
現像後がこちら。やっぱり一手間かけてあげると違ってきますね。
光害が強烈なのが残念ですが、雲一つない星空はとっても美しかったです。
【作業手順】
1 補正前
2 基本補正 → 色温度4000、色かぶり補正+15
3 レンズ補正 → 色収差を除去、プロファイル補正を使用
4 基本補正 → 自動補正
5 基本補正 → コントラスト50、露光量、ハイライト、シャドウ、白レベル、黒レベルは微調整
6 基本補正 → 明瞭度50~80、かすみの除去10~30
7 明暗別色補正 → ハイライト:色相20、彩度25、シャドウ:色相220、彩度15
8 強調したい部分(天の川など)を補正ブラシツールで補正
ブラシ:サイズ15、ぼかし100、流量20~50
カラー:薄いオレンジ
調整値:白レベル15、黒レベル-15
9 トーンカーブを軽くS字にしてコントラストを強調
まあ、画像によって数値はだいぶ変わってきますが、自分なりにスタンダードな値を持っておくのは良いんじゃないでしょうか?
2019年11月24日日曜日
2019年11月10日日曜日
長野県の王ヶ頭ホテルに星を見に行きました
長野県の美ヶ原、王ヶ頭ホテルに旅行してきました。
メインは星の観測、撮影ですが、ビーナスラインの広大なススキ野原や蓼科湖の紅葉、名物の美味しい蕎麦にホテルの最高の料理など、1拍2日とは思えない充実の旅行でした。
肝心の星空ですが、昼間は真っ青だったのに、ホテルによる「星を見るツアー」の始まる夜8時過ぎは真っ白で、ツアーは中止に…
どうなることかと思いましたが、星空撮影の天気予報の定番SCWの雲予測を見ると、夜中の3時ころから2時間ぐらいは綺麗に見えそうという予報。
死ぬ気で午前2時に起床、日の出まで頑張りました。
標高2000メートルの高地で気温は3度、おまけに撮影中ずっと強風だったので、撮影中は夢中で気が付きませんでしたが、お風呂に入ってお湯をかけたら顔と手がイタタタタ…
そう、凍傷になってしまっていたのでした。
冬の星空撮影は顔と手の防寒にも気をつけないといけませんね。
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