2021年11月23日火曜日

Lightroom ClassicやPhotoshopを使用したパノラマ星景写真作成

一眼カメラで天の川を撮るようになると作りたくなる天の川アーチ
ここに画像
これをLightroom ClassicやPhotoshopを使用して作る方法を書いておきます。

【撮影】
・普通の撮影では、三脚が多少傾いていても、カメラで水平を合わせれば良いのですが、パノラマ写真の素材を撮るときは、カメラを360°パンさせるので、三脚の水平が合っていないとパンしたときに水平が狂ってしまいます。最近は三脚に簡易的な水準器が付いているものが多いので、それで合わすと良いでしょう。
・自由雲台の場合は、パン方向にだけ動かせるノブが付いているものが必要です。3WAY雲台は元々3軸を個別にパンできるのでどんなものでも大丈夫です。精密にやるなら、パンのメモリが付いたパノラマ雲台というのも売っています。
・基本的な考え方としては、三脚を水平にして固定し、パンしながら撮った複数枚の写真を合成します。合成を適切に行うには、隣り合う写真に40%程度の重なりが必要です。正確に測るなら、レンズの焦点距離の画角を計算サイトで計算し、水平画角の60%ずつ動かすと、おおよそ40%の重なりになります。
・天頂まで撮らず横に伸ばすだけなら焦点距離は何でもいいですが、天頂まで撮りたい場合は、画角が90°以上あるレンズが必要です。例えば、14㎜の縦構図なら104°あるので、45°に傾ければ-2°から102°になり、地上から天頂まで捉えることができます。天頂まで撮る場合は14㎜縦構図より画角が狭いレンズだとパン側だけでなく、チルト側も複数枚のパノラマが必要になってきます。

【Lightroom Classicでパノラマ合成】
1 ライブラリでパノラマ合成したい写真をすべて選択し、「写真」→「写真を結合」→「パノラマ」をクリックします。











2 結合結果のプレビューが表示されるので、水平なオブジェクトが真っすぐ表示されるように境界線ワープの値を調節して「結合」をクリックします。今回の作例は撮影に失敗して水平がおかしい。残念。


















3 ライブラリに追加されるので、以降は他の画像と同様に現像を行うことができます。













4 完成。作例としてはイマイチですね…










【Photoshop】
1 ライブラリでパノラマ合成したい写真をすべて選択し、「写真」→「他のツールで編集」→「Photoshopでパノラマに結合」をクリックします。











2 「レイアウト」は通常は自動設定で良いですが、結合結果が思わしくない場合に適した結合法を選択すると上手くいく場合もあります。下のオプションは状況に応じてチェックしますが、「画像を合成」にはチェックを入れて合成後の画像をレイヤーで持った方が後の現像はやりやすいと思います。















3 合成結果が表示されますので、以降は通常の画像処理と同じように現像を行います。天頂の画像がありませんね。失敗です。



















2021年11月21日日曜日

【旅行記】2021年11月20日 京都市東山区 東福寺 紅葉(夜間参拝)

新型コロナウイルスによる緊急事態も終わり、感染者数も落ち着いてきたこの頃、このまま終息に向かってくれることを祈るばかりです。
一方で、コロナ禍の一瞬の隙間に行った無人の伏見稲荷大社の鳥居とか、もう二度と撮れないんだろうなあとか思ったり。
京都に紅葉を見に行きたかったんですが、人スゴイだろうと尻込みしていたところ、東福寺が入れ替え制の人数限定で紅葉ライトアップの夜間参拝を行っていたのを電車のつり革で見つけ、速攻で予約しました。
快適に撮影できた反面、思ったよりは人が多くて割と密状態に。正直もう少し高くてもイイから、もっと絞ってほしかったかも。
でも、ちょうど満月🌕と紅葉とライトアップを入れることができて、撮れ高の多い楽しい撮影でした。