さて、勝手にWindows8.1にされてバックアップのスケジュール機能がなくなったので、タスクスケジューラとWindows8.1の標準イメージバックアップのCUIプログラムであるwbadmin.exeを使用して日時バックアップを構成したいと思います。
【バックアップ】
[要件]
1 母艦(24時間運用、全ての端末のユーザーフォルダはここのHDDにターゲットされている)
構成:C(システム)、D(ドキュメント)、E(マルチメディア)、F(Temp)、G(バックアップ)
バックアップ:CDEをGにバックアップ
2 自分PC(創作用、ほとんど起動しっぱなしだが、たまにシャットダウン)
構成:C(システムと素材)、D(DTM・DTV作業用)、E(キャッシュや中間ファイル)
バックアップ:CDEを母艦のGにバックアップ
3 相方PC(創作用、ほとんど起動しっぱなしだが、たまにシャットダウン)
構成:C(システム、作業用)
バックアップ:Cを母艦のGにバックアップ
[バックアップ実行のための構成]
1 前記123それぞれのバッチファイルをG:\Configに作成
2 バッチのログはG:\Logに出力
3 それぞれのマシンのタスクスケジューラに登録(月~金 9:00~)
[バッチファイル]
1 バックアップ先がネットワークフォルダ
・保存先の共有名「\\ServerName\Backup\」
・OS起動に必要な隠しボリュームを含む
・C、D、Eドライブをバックアップ
・\\ServerName\Backup\Logにyyyymmdd_backup.logとしてバックアップのログを保存
wbadmin.exe start backup -backupTarget:\\ServerName\Backup\ -include:c:,d:,e: -allCritical -user:******** -password:******** -vssFull -quiet >\\ServerName\Backup\Log\cli100\%date:~-10,4%%date:~-5,2%%date:~-2,2%_backup.log
2 バックアップ先がローカルフォルダ
・保存先「G:\Backup\」
・OS起動に必要な隠しボリュームを含む
・C、D、Eドライブをバックアップ
・G:\Backup\Logにyyyymmdd_backup.logとしてバックアップのログを保存
wbadmin.exe start backup -backupTarget:g: -include:c:,d:,e: -allCritical -vssFull -quiet >G:\Log\srv100\%date:~-10,4%%date:~-5,2%%date:~-2,2%_backup.log
[タスクスケジューラ]
全般:
最上位の特権で実行する
ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する
構成 Windows8.1
トリガー:
毎週月・水・金、9:00に起動
操作:
プログラムの開始
G:\Config\backup.bat
条件:
すべてチェックを外す
設定:
タスクを停止するまでの時間 1日間
【復元】
[回復ドライブの作成]
以前はシステム修復ディスクと呼ばれていたものですが、タブレットでの使用を想定してなのか、USB(512MB以上)での作成となり、光学メディアはサポートされなくなりました。また、名前も回復ドライブに変わりました。
コントロール パネル\すべてのコントロール パネル項目\回復
で回復ドライブの作成を選択し、USBメモリに回復ドライブを作成する(そのUSBメモリは回復ドライブ専用になるので、データはすべて消去される)
なお、システム障害時はこのUSBメモリを挿してPCを起動し、起動メニューからUSBメモリを選択します。注意点として、GPTパーテーションを使用しているボリュームのイメージは、UEFIで起動しないと復元することができません。
対応しているマザーボードなら、同じUSBデバイスでも、BIOS起動とUEFI起動が起動メニューに出てくるはずなので、使い分けてください。
[復元]
1 回復ドライブのUSBメモリから起動する。
2 「キーボードレイアウトの選択」で「Microsoft IME」を選択
3 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「イメージでシステムを回復」
4 復旧したいイメージを選択する
ちなみに、ちょっとしたことで整合性が合わなくなって、上手く復旧できなかったりするので、バックアップを構成した時は、復旧までをテストすることがオススメです。
仕事だと当たり前なんだけどね。
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