2020年11月24日火曜日

Sequatorを使用した簡単「新星景写真」

私は星景タイムラプスを撮るのが大好きで、そのせいでカメラがどんどん増えていきますw
そのタイムラプスの素材を生かして、キレイな星景写真にできないかなあと思っていたら、星空コンポジットしてノイズを減らしつつ、地上景色を固定させることができる「Sequator」というソフトがイイ感じなので、使用方法について簡単に触れておきます。
この手法は、いわば、
【赤道儀なしタイムラプスファイルを流用してほどほどにノイズレスプラン】
ですので、ガチでやりたい人は、ポータブル赤道儀を使うプランをどうぞ。

  1.  作ったタイムラプス写真から、余計なものが写っていない連続した写真を8枚~32枚程度選別します。8枚ならISO感度3段、32枚ならISO感度5段程度のノイズ低減になりますが、枚数を増やすと処理に時間がかかるので、元の写真のISO感度を考慮して決定しましょう。
  2.  Sequatorを起動すると次の画面が表示されるので、1で決定した写真のRAWファイルをドラッグ&ドロップします。
  3.  カテゴリーを聞かれるので、「星空画像」を選択して「オーケー」をクリックします。
  4.  読み込んだ写真が表示されます。
  5.  中央の写真が星の配置の基準に自動的に設定されますので、基準を変更したければ、左上のボックスの「基準画像」を右クリックして「設定」をクリックし、基準とするファイルを選択します。
  6.  左下のボックスの「合成方法」を選択し、「地上景色固定」をクリックします。写真の中に飛行機の軌跡が写りこんでいる場合は「最良選択」をクリックすると消すことができます。
  7.  左下のボックスの「星空の領域」を選択し、「不規則」をクリックします。
     マウスがブラシに変わるので、ドラッグして星空部分を塗りつぶします。マウスホイールでブラシの大きさを変更、右ドラッグで塗りつぶしたところを元に戻すことができます。


  8.  その他、各種パラメータがあり、簡易的な現像をすることができますが、ここでは合成だけ行いますので、すべてオフにします。
  9.  左上のボックスの「出力」をダブルクリックし、保存先を設定します。
  10.  左下のボックスの「始める」をクリックすると、処理の進捗を示すウィンドウが開きます。「Completed successfully!」と表示されたら出力は完了です。
  11.  完成した写真を確認します。気に入らなければ、パラメータを変えてやり直すこともできます。
  12.  書き出されたファイルを画像編集ソフトで開き、色味等を調整して最終版を書き出します。
  13.  出来上がりはこんな感じ。JPG撮って出しと比べると、ノイズが減ったのが分かると思います。
    コンポジットした写真

    JPG撮って出し

1 件のコメント:

  1. 何時もみております。こんかいもsequatorの使用に関し、不要な飛行機、人工衛星の軌跡を取り除こうと貴殿の説明の通り作業を進めましたが、軌跡は残ってしまいました。本来は星の軌跡をsequatorを使用しさくせいしようとしてましたが、タイムプラスでは飛行機等の軌跡を取り除く事ができると説明が有りますが星の軌跡作成では無理のようなので、貴殿のやり方で試しました。何が悪かったのか教えて頂ければ嬉しいです。

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