2018年9月21日金曜日

(ネタバレ無し)【映画レビュー】若おかみは小学生!

若おかみは小学生!
見に行ってきました。
TVアニメは「とりあえず1話」枠で、全然期待していなかったのに、どんどん面白くなっていったので、映画も超楽しみにしていました。
トレーラー見ただけで泣きそうになるので、ハンカチを持って行きましたが、持って行って良かった…
もう、本当に切なくて涙が止まらず、でも楽しくて、決して見た後に悲しくなったりせず、とっても、とっても良い作品でした。
TVアニメ版は、原作が全20巻と長いこともあって、ヒロインおっこの悲劇は、時にそれに触れるエピソードがあったりするけど、基本的に元気に、やんちゃに日常を生き、ゆるやかに成長していくおっこを描いています。
一方で、90分の映画として再構成された劇場版です。原作のエピソード、キャラクターの設定や印象が少し変わっているのですが、それが尺のためのそれではなく、両親への愛情、感謝、そして…という(きっと)劇場版のテーマに筋を通すための改変だったので、TVアニメ版を見ている私にも違和感なく見ることができました。
映像は、さすが劇場版、一つ一つの動きが気持ち良く、特に要所要所で見せるおっこの様々な表情、しぐさがとっても素敵で、キャストの小林星蘭さんの素晴らしい演技と相まって、この世界に引き込まれていきました。
正直、アニメの劇場版を見たときにしばしば感じる、声優本業の方とそれ以外の方の役のギャップは本作でも感じたんですが、おっこは中の人が声優本業の方じゃないということを最近まで気づいていませんでした。
すごいや、この子。
劇場は地元のイオンシネマ、公開初日ですが、平日の夕方の回ということもあって、お客さんは4組ぐらいで、正直少ないなぁと感じました。
このアニメ、子供向けのマーケティングになっているのが超もったいない!
むしろ、ちょっとだけ疲れている大人にこそ見てほしい。ジブリみたいに全年齢推し感をもっと出せば良かったのにとは思いましたが、児童文学原作だから、それも難しいのかな…
これから口コミで良さが広がって、一人でも多くの疲れた現代人を癒してくれたらいいな。

0 件のコメント:

コメントを投稿