2019年8月7日水曜日

Blu-ray BOX自作

令和最初のコミケもまもなくですが、皆さん追い込みは捗っていますでしょうか。
私は極めて順調な進捗で、例年、8月5日とかにまだディスク焼いたりしているんですが、7月30日現在、ほぼ作業は終わっています。
なので、今まで作ったとこがありませんが、追加作業としてBlu-ray BOXを作ってみようと思いました。
幸い、夏コミも5年連続でブースを頂けており、アルバムも5作目ということで、集大成的な物を作ってみたくなったわけです。
余談ですが、夏コミ後はVOCALOID系から少し離れて、何か別の事をやってみようと考えています。オリキャラ作るとか、自分で歌うとか、インスト作るとか、色々検討中ですが、まだ未定です。

本題ですが、備忘録としてBlu-ray BOXの作成要領を残しておこうと、それだけのエントリーです。BOXの作成はびぎーのぶろぐさん、袋詰めは録画地獄さんを参考にさせて頂きました。ありがとうございます。

1 ボックス用紙
ボックス用紙として上記ブログはイラストレーションボードを使用していましたが、スゴイ高いので、私はカルトナージュ用の紙を購入してみました。
10枚セット カルトナージュ グレー台紙 2mm A4サイズ 約21×30cm
A4サイズが価格的にお手頃なようです。1セットに2枚必要です。

2 シール
手作りステッカー用で強粘着のA4サイズの物を準備しましょう。
私は痛スノーボードをよく作るので、それ用にいつも使っているA-oneの29421が余っていたので今回はそれを使用しました。
ボード同様、1セットに2枚必要です。

3 パッケージ袋
ボックスをキレイに包むための袋です。中古DVD店とかがDVDボックスを包んでいるのを模した仕上げにします。
Amazonにも売ってますが(透明OPP袋 テープ無し 270×380mm ≪B4用≫ 30ミクロン 【100枚】)大量生産する人以外は100均に10枚ぐらい入って売ってます。
1セットに1枚必要です。

4 文房具
・カッター
切れ味命なので、高級じゃなくてもイイけど太い刃の方が使いやすいと思います。刃は折っておきましょう。
・定規
金属製の方がオススメです。プラの場合はガタのないものを。
・カッターマット
無くてもイイですが、100均にも売っているので用意した方が吉。
・瞬間接着剤
結構な広範囲に塗るので、速乾性がやや甘いゼリー状の方がオススメ。

5 サイズ測定
ケースの縦(長辺)、横(短辺)、BOX化したい枚数を重ねた時の高さを図ります。以後、それぞれx, y, z(mm)とします。
【紙のサイズ】
① x+6, y+4 → 2枚
② y+4, z+2 → 2枚
③ x+2, z+2 → 1枚
【シールのサイズ】
④ x+10, y+8 → 2枚
⑤ y+8, z+6 → 2枚
⑥ x+6, z+6 → 1枚
 ※ 紙の厚み部分にシールを回り込ませたい場合はさらに+4mm
【パッケージ袋のサイズ】
⑦ x+z+20, y+z+20 → 1枚
私は今回は5枚セットなので、測定した結果
x = 172mm, y = 135mm, z = 66mm
となり、結果、
【紙のサイズ】
① 178mm×139mm → 2枚
② 139mm×68mm → 2枚
③ 174mm×68mm → 1枚
【シールのサイズ】
④ 182mm×143mm → 2枚
⑤ 143mm×72mm → 2枚
⑥ 178mm×72mm → 1枚
【パッケージ袋のサイズ】
⑦ 258mm×221mm → 1枚

6 シールのデザイン
PCのスペックが許すなら、なるべく高解像度でデザインした方が良いです。
今回は私はミリ単位×10(④なら1820×1430 pixel)で作成しましたが、×20でも良かったかも…
デザインはこんな感じに
 
 


7 シールの印刷
A4になるべく敷き詰めて配置して、2のシール用素材に印刷します。
自信が無ければ、普通紙にテスト印刷をしてから本番に臨みましょう。




8 シール保護フィルムの貼付
印刷されたシートに透明保護シートを貼っていきます。透明保護シートの剥離紙は端だけ細く2行に分けてはがせるようになっているので、上から2つ目の細い剥離紙をはがして、印刷した紙に貼り付けます。この時、慎重に縦横を合わせて、ずれないように気をつけてください。
貼れたら、端の細い剥離紙もはがして、貼り付けてしまいます。指で押さえて空気を抜き、きれいに貼れたら、印刷面を下に向け、先ほど保護シートを張った部分をテープでテーブルと留めます。

この状態で、保護シート部分を手前にひっくり返し、タオルを巻いた定規で剥離紙を押し出すように剥がしていきます。下に強く力を入れながら押すのがポイントです。上手くいけば保護シートが空気を噛まずにキレイに貼れます。
ここの説明は難しいので、昔作った痛スノーボード作成動画を貼っておきますので参考にしてください。


9 ボックス用紙の切断
1のボックス用紙を設計したサイズに切ります。
2mmもあるので、カッター1回では切れません。最初の2~3回は定規を当てて弱めに筋を入れます。
ある程度の深さの筋が入れば、あとは定規がなくても筋から刃が出てきませんので、定規を当てずに強く切ります。
この切断をどれだけ正確に切れるかで、ボックスのチリ(紙と紙の合わせ目)の美しさが変わってきます。
最大でも誤差0.5mmぐらいまでに収めると、まぁまぁキレイな仕上がりになると思います。

10 シールの切断
保護シートを貼ったシールを各パーツごとに切ります。
ボックス用紙と違ってマージンがあるので、少しずれても大丈夫ですが、それでも誤差1mmぐらいまでには収めたいですね。

11 シールの貼付
シールの剥離紙をはがして机に裏向きに置き、切断したボックス用紙をシールから2mm(内側にシールを折り畳む場合は4mm)程度内側に置きます。
慎重に位置決めをしてボックス用紙の角を置き、決まったら一気にシール側に下ろすのがコツです。ゆっくり貼ろうとすると空気が入ります。位置を決めたらストンと落とす感じの方が空気が入りにくいです。
貼り付けたらひっくり返して、タオルを巻いた定規でシールをこすって圧着します。
・内側にシールを折り畳まない場合
シールが十分に圧着されたら、再びひっくり返し、シールの外周の余っている部分をボックス用紙の角にカッターを当てて切ってしまいます。シールが余るとはがれやすくなるので、なるべく紙からはみ出さないように意識しましょう。
・内側にシールを折り畳む場合
四隅をカッターで切断し、ボックス用紙の断面に瞬間接着剤を軽く点付けしてから、断面の2mm分シールを折り畳みます。余った部分は折り畳まない時と同様カッターで切り落とします。


12 ボックスの組み立て
ボックス用紙の断面に瞬間接着剤を点付けし、ボックスを組み立てていきます。
組み立ての順番は、
・③の上下断面に②を貼付

・②と③の断面に①を貼付

となります。

13 OPP袋の切断
OPP袋の底を右手に置き、5で設計したサイズに右上からサイズを取って切断します。

14 梱包
BOXを入れ、袋の長辺と短辺の角がちょうどBOXの奥行(5で設計した「z」)の中央に来るようにして折り畳み、セロハンテープで止めます。

出来上がり☆彡

雑感
難しいです。
チリがやっぱり完璧には合わなくて、一見すると良い感じなんですが、よーく見ると正確な直方体になっていなくて隙間があったりします。
でも、BOXはブースの賑やかしには強力なアイテムなので、コミケを彩ってくれることでしょう。
作るの大変なのでちょっとしか作れなかったけど、あっという間に完売したら、せっかくの賑やかし要員が無くなって嬉しいやら悲しいやらw

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